◉「懐かしい仲間、新しい響き」
2024年3月22日(金)19:00開演 すみだトリフォニー小ホール
全自由席 一般3000円、学生2500円
私の姉のまどかが音楽仲間と室内楽のコンサートを開きます。船橋高校時代や、桐朋学園、東京芸大でともに学び、その後の人生のなかでママ友だったり、同じ職場で教えていたり、ニューヨークで一緒に演奏活動をしたりと、さまざまな形でつながってきた演奏家たちが集まったものです。アラ還になっても、こうやって一緒に活動できるのは、音楽家ならではだなと思います。お近くの方、ご都合のつく方、ぜひいらしてください。
◉『あかちゃんの おさんぽ えほん』とうごう なりさ作、福音館書店(3冊シリーズ)
『たんぽぽのはら』
『あ!てんとうむし』
『からすが かあ!』
各990円、3冊セット箱入り 2,970円
こちらは娘のなりさが随分長期にわたって取り組んできた赤ちゃん用の絵本で、3月6日発売されます。3冊いずれも、赤ちゃんが表に出て最初に遭遇するような生き物を題材にした、他愛もないお話です。書店で見かけたら、どうぞお手に取ってご覧ください。出産祝いなどに、ご利用いただけるとなお嬉しいです。ちなみに、通常の書店だと箱入りは店頭では仕入れてくれず、注文になることが多いそうです。
さて、近況のほうは、例のレゴ熱のその後、である。先月つくったカワセミにどんなパーツを使ったか教えて欲しいと、娘の知人からリクエストがあったのを口実に、まずは足の部分の改良に取り組んだ。その後、脚をもっと長くすればヤイロチョウの仲間もつくってタイの友人へのお土産にできるかもしれない、いや、カラスをつくれば、ちょうど近々刊行される娘のカラスの本ので宣伝に使える、そうだ柿の木に止まらせよう、とどんどんエスカレートした。あげくの果てに、孫が葉っぱのパーツを使ってクジャクに挑戦しているのを見て、同じパーツの白を入手して飾り羽にすればアオサギもつくれるかも、等々、どんどん泥沼にはまって行った。アオサギはとくに、長い脚になる黄色いパーツがあまりないため何度もやり直し、それでも「すぐ首チョンパになるし、ばらばらになるから嫌い」と孫に言われ、またつくり直すはめに。ある程度の形を、色を選んでつくることと、出来上がったものがただの置き物ではなく、それなりの強度で幼児が一応もって遊べるものにすることには大きな隔たりがある。最終的に、車輪をつけるためのホイールホルダーで飾り羽を固定することを思いついたときは、われながら嬉しかった。
そんなこんなで、パーツ店のサイトをこれまで以上にとくと眺めているうちに、ピアノの鍵盤がプリントされたタイル(表面にボッチがないパーツ)を見つけた。年末の発表会のあと、気が抜けて練習をサボりがちな孫を励ますつもりで、レッスンバッグにつける飾りをつくったところ、同じタイルを並べると、ちゃんと一続きの鍵盤になることに気づき、レゴでピアノもつくれるかと考えだした。驚いたことに、検索してみたら、つくれるどころか実際に動く鍵盤と弦やハンマー部分まで精巧に再現し、自動演奏できるレゴのグランドピアノの高級セットまであることを知った。
もちろん、そんなものを買う余裕も、その気もなかったが、ごく小さいアップライトのピアノならばつくってみたいと思った。モデルは、うちにあったヤマハの茶色いピアノだ。音楽の道に進むことにした姉がいつでも練習できるようにと母が奮発して買った2台目のピアノで、その後はグランドに替えたために、いとこの家に譲り、団地の建て替えでそのグランドを手放したときに、また母のところに戻ってきたものだった。耳の遠くなった母がピアノを教えるのをやめたのち、オーバーホールをして姪の家に運んだ。姪の子がこのほどピアノを始めたそうだ。
その茶色いピアノのミニチュアをつくって、おばあさんのミニフィグを座らせたら、生涯ピアノと縁のあった母にふさわしい飾りになるではないか。というのを口実に、またもやピアノづくりに入れ込んだ。ピアノのカーブは、鳥づくりで鍛えたおかげで簡単に思いついた。ペダルはうちにあったピアノと同様に、爪パーツを使って3本ペダルにした。背面は当初、ブロックを積み上げて平らに仕上げていたが、本物は響板と響棒がむきだしになった構造なので、支柱だけに替えてみた。マンションの手抜き工事みたいだなと思いつつ、余ったブロックは孫のレゴ箱に入れて活用してもらうことにした。パーツ店のサイトにあった楽譜は、「星に願いを」の出来損ないのような曲でちょっと残念だったが、楽譜をつけたおかげで雰囲気は出た。ネット上に作り方が公開されていたアップライトピアノは100近いピースを使っていたが、私のは椅子や照明を入れても50ピース弱で、ずっとお手軽版だ。これを機に、ビニール袋に入れたまま飾っていた母の写真も小さな額に入れたので、何やら仏壇代わりになった。