◉東郷まどか ピアノリサイタル〜大作曲家の若き日々〜
2022年3月19日(土)19:00開演(18:00開場)
戸塚区民文化センターさくらプラザ・ホール
J. S. バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 へ短調 Op. 21(ピアノと弦楽カルテット版)
バルトーク:ピアノ五重奏曲
全席自由 一般3,000円 学生2,000円
私の姉がまた戸塚でピアノリサイタルを開きます。室内楽が中心のようなプログラムなので、お楽しみいただけると思います。共演する大谷宗子さんは姉の船橋高校時代のピアノトリオ仲間、山田実紀子さんはママ友と、長いお付き合いの方々です。チラシは今回も娘のなりさがつくりました。
概要はこちら。
姉のインタビュー記事がこちらにあります。
明治維新後にアメリカに渡った上田の松平忠礼・忠厚兄弟のドラマです。制作に当たって拙著『埋もれた歴史』を参考にしていただいたそうで、私の高祖父もドラマのなかに少しばかり登場します(笑)。
松平忠厚に関しては、飯沼信子さんの『黄金のくさび』(郷土出版社、1996年)という伝記があり、ニューヨークのブルックリン橋の測量に携わったという説がそこから広まりましたが、この有名な橋の歴史を調べてみると、36歳で他界してしまった忠厚の遺族が信じ込んでいた逸話に過ぎなかった可能性が高いことがわかりました。上伊那郡出身の渡邊嘉一がエディンバラの有名なフォース鉄道橋の建設にかかわっているので、ちょっと残念ではありますが。それでも測量機器を発明して『ニューヨーク・タイムズ』や『サイエンティフィック・アメリカン』に大々的に取り上げられ、アメリカ人と結婚した最初の日本人となった忠厚の生涯は、充分に注目に値するものです。脚本を書かれたみなとかおるさんは、その点を含め、拙著の主張を多く取り入れてくださいました。みなとさんは俳優の三輪和音さんとともに、ほかにも「日本史別天地」というシリーズで「小三郎」、「忠固伝」、「忠優伝」を製作し、公開しておられます。
忠厚の孫娘のハルさんが1992年に来日した際の新聞記事。2019年に上田に調査旅行に行った際に、上田藩士のご子孫の方に見せていただいた。ハルさんは2002年に亡くなっている。
『サイエンティフィック・アメリカン』の説明を頼りに、忠厚が発明した測量機器trigonometerを何年か前につくってみたもの
◉『グランマ・ゲイトウッドのロングトレイル』
ベン・モンゴメリー著、浜本マヤ訳、山と渓谷社、2021年11月刊行
1955年に67歳でテントどころか寝袋すらもたずに全長3500キロほどのアパラチアン・トレイルを歩き通したエマおばあちゃんの伝記で、私の大学時代の友人で、2018年に単身渡米してジョン・ミュア・トレイルをやはりスルーハイクした浜本マヤさんが、企画をヤマケイにもち込み、初めての挑戦にもかかわらず、翻訳をやり遂げた作品です。全編を原書と突き合わせてチェックするお手伝いを私がしました。
◉『飛べないハトを見つけた日から』
クリス・ダレーシー作、相良倫子訳、東郷なりさ絵、徳間書店、2021年11月刊行
娘のなりさが、挿絵・表紙画を担当しました。
2020年に娘がつくった絵本『さくらがさくと』(福音館書店)は、以前にも書いたようにオーストラリアの出版社が英語版をだしてくれ、この2月からはアメリカでも発売されることになりました。それを機に、レビューアーの方が娘にメールでインタビューをして、こんな紹介記事を書いてくれました!
先日、私の誕生日に娘からはコウモリの絵を、孫からは神奈中バスの絵をプレゼントしてもらいました。よりよってブログを開設してすぐに、コウモリは世界中の悪者になったような感がありましたが、牧人舎のエッセイを「コウモリ通信」にしたのは、端的に言えばアイデンティティの問題でした。100回目のエッセイ記念にも、娘がコウモリを描いてくれ、それを描き直してくれたのがこのブログのヘッダーの絵です。新しいコウモリの絵はプロフィールのところにあります。
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